Jupyter Notebookの次世代版、JupyterLabのこれが凄いポイントの紹介
みなさんこんにちは
お元気ですか。私は元気です。
Jupyter Notebookの次世代版、JupyterLabを紹介したいと思います。
※7/17 誤字脱字、一部画像を修正
JupyterLab
JupyterLabとは
JupyterLabはJupyter Notebookをベースに拡張したものである。
所謂IDEと呼ばれるツールと同様である。
現在はAlpha版がリリースされています。
※Scipy2016のカンファレンスビデオはこちらにあります。
JupyterLab: Building Blocks for Interactive Computing | SciPy 2016 | Brian Granger
JupyterLabのインストール
公式ホームページと同じでできます。
pip install jupyterlab jupyter serverextension enable --py jupyterlab jupyter lab
jupyter notebookが4.2.0未満の場合はupgradeが必要です。
この画面が立ち上がれば、Jupyter Labの立ち上がりを確認することができます。
今日はこれ凄いと思ったポイントを紹介したいと思います。
Jupyter Labの凄い点
1.画面分割が可能
以前までのJupyter Notebookでは、1画面での操作が基本で、
2画面の同時表示ができません。
しかし、JupyterLabからはそれが可能となっています。
ファイルをドラッグアンドドロップをすることで、画面を2画面に分割することが可能です。
また、更に追加でこんな感じの画面を展開することができます。
2.タブによる画面切り替え
なんと、タブがあります
タブの切り替えで、 様々なことができます。
タブがないと様々な画面をいちいち、開いて閉じてといった
動作をしなければならないので効率が悪かったのですが、
それがサポートされるというのは非常に大きいことです。
※1にも記載されているので画像は省略
3.ファイルの操作機能
ファイルが右クリック、ドラッグアンドドロップなど
様々な方法で操作することができます。
これまでドラッグアンドドロップなど使えず、結構手間だったことを考えると
かなり助かります。
4.コマンドの検索機能
Jupyter Labには様々なコマンドがついています。
vimモードの実行や一部ライブラリのヘルプページの閲覧をするなど
色々とできるのですが、複数の機能があり探すのも面倒くさい時に使える機能です。
Commandタブの一番上の空白に検索するテキストを入れることができます。
そのテキストをベースにCommand一覧から探してくれます。
感想
まだまだAlpha版ですが、以前までのJupyter Notebookよりも
かなり進化しているような様子が見られます。
今後の動向にも期待ですね!